開発(研究開発)
事業内容
患者様を救うために、常識を超える研究開発を。
京都医療設計は、製品を提案・販売するだけの医療機器商社ではありません。製造・開発・品質管理・薬事申請・国内治験まで一貫して行う万全の研究開発体制を併せ持つ企業は、医療業界において稀有な存在です。それはひとえに、「患者様のため」という情熱があるから。最先端医療の可能性を広げて一人でも多くの患者様の生命を救い、健やかな毎日を取り戻していただくために、私たちは世にない新しい医療機器の研究開発に挑戦しています。
世界に先駆けた「生体吸収性ステント」。
京都医療設計の創立者にして工学博士である伊垣敬二が、1990年初頭から強い信念のもとに開発を行ってきた、生体吸収性冠動脈用ステントIGAKI-TAMAI STENT®。従来、世界的に使用されてきた金属製ステントは、体内に残存して再狭窄の原因となる、追加治療の妨げになるなど数々のデメリットがありました。その弱点を克服すべく、生体吸収性材料の開発ノウハウを持つ伊垣に開発を依頼したのが、滋賀県立成人病センター副センター長(当時)の故・玉井秀男医師。世界に先駆け、二人三脚で挑戦した道のりは険しく、臨床研究が可能な段階に達するまで10年近い歳月を要しました。
2007年、欧州で商品化に成功したのが、下肢用の生体吸収性下肢用ステントREMEDY™(レメディ)です。
新しい医療材料の開発を目指して。
生体に優しい医療機器づくりを目指す、私たちの挑戦に終わりはありません。新たな生体吸収性ステントとしては、再狭窄を防ぐ薬剤溶出型ステントの開発に取り組んでいます。また、生体吸収性素材の開発で得たノウハウを軸に、新しい方向性の医療材料の研究開発にも着手。これからも、オンリーワンの総合医療機器メーカーとして、医療現場の声が届く独自の研究開発体制をいかし、医療従事者と患者様に満足いただけるものづくりを目指していきます。